「ウェディングは白ドレス一着で過ごす予定です。お色直しのかわりにブーケやアクセサリーで
変化をつけたいと思います。アイテム選びのコツはありますか?」
まずはテーマカラーと雰囲気を決めましょう。挙式は白ブーケでまとめるはずですから、白以外の色を
選ぶと雰囲気を変えやすいです。元気良くフレッシュな印象ならば黄系、可愛らしく初々しくきめるならピンク系、
大人っぽくドラマティックな演出ならば赤や真紅、クールに爽やかにパープル、青系・・・といったふうに色とテーマを
決めましょう。色や演出したい雰囲気が決まったら、身に付けたいアイテムを考えていきましょう。
「じゃあ黄色か真紅が良いなと思うのですが、色によって向かないアイテムがあるのですか?」
真紅のように色が濃い場合、沢山の花を身に付ける場合は注意したいですね。例えば真紅のバラでブーケ、
ドレスコサージュ、リストブーケ、チョーカー、ヘッドパーツ・・とアイテム数を多くするとくどい印象になります。
ゲストの視線は花嫁さんよりも華美な花たちに目がいってしまいます。真紅のような濃い色は、ブーケと
ヘッドパーツ、小さめのドレスコサージュの3点に絞ったりして、どの場所にどの程度の量を入れるのか、
配分に気をつけましょう。特にお顔に近い場所=ヘッドパーツ等はあまりインパクトが出過ぎないようにした方が
賢明です。いずれにしても、色自体にインパクトがありますから、各アイテムはあまりボリューム感が無いほうが
良いでしょう。逆に、さほど心配がいらないのは淡い色やくすんだ色です。落ち着いた色みは彩度(鮮やかさ)が
低いので、主役の花嫁さんよりも目立ってしまうこともありません。黄色もたっぷり使っても大丈夫です。
花ばかりが目立ってしまうこともなく、花嫁さんのお顔を明るく見せる役目も果たします。
ブーケ、ヘッドパーツ、チョーカー、ドレスコサージュ、リストブーケをできるだけたっぷり花を使いたいと
思います。バランスで考慮すべき点はありますか?
テーマカラーによっても違ってきますが、共通して言えることは花嫁さんご自身よりも目立つほどのボリュームは
控えるべきです。例えばボリューム感のあるキャスケードブーケを選んだとしましょう。リストブーケは控えめに
花一輪のシンプルなものや、小花だけで作った軽やかなものにします。チョーカーもせいぜい花一輪のタイプ
などのシンプルなものに。ドレスコサージュはウエストの後ろ側につけるタイプで、丸くまとめたもの
(ブーケはキャスケードなので花が垂れ下がるデザインにはしないこと)、といったふうに各アイテムは同じ花を使って、
共通性を保ちながらも色んな調子をつけることが必要になると思います。沢山の花を使えばそれはそれで
ゴージャスな演出になりますが、沢山の花にまみれてしまうと滑稽に見えますし、花嫁さんご自身が目立たなく
なりますから気を付けてくださいね。主役はお花ではなく花嫁さんですよ! |
|